日帰りでライブハウスに行く時の持ち物は?注意点と荷物のリスト
ライブハウスでライヴを観る時には、ハコの中でどのエリアにいるかによって持ち物
やマナー、服装、公演中の危険度(安全な見方)などが大きく変わってきます。
こちらの記事では、宿泊をしないで日帰りで箱でのライブを楽しむ場合に『必要な
荷物』や『人によってはあると便利な荷物』、
そしている場所ごとに異なる、持って行く荷物についての知識や注意点などについて
まとめてお伝えします。なお、ホールでのコンサートの際に
必要であったり、そして人によってあると便利な持ち物はライヴハウスとほぼ同じ
内容になるので、以下のチェックリストを参考にして頂けます。
また、日帰りでドームやアリーナ、スタジアム、野外、フェス、イベント関係の施設
などでのライブに参加する場合の持ち物は下記 ↓ の記事で説明されています。
さらに、宿泊をして数日間の遠征の旅行をするケースでは一般にライブで持って行く
持ち物は多くなりますが、下記 ↓ の記事で具体的に用意することができます。
目次
ライブハウスへ持ち込みする荷物の注意点
アリーナやホールの場合とは違って、ライブハウスで座席がなくてスタンディングの
時に前方のはげしい混雑エリアでは1人分のスペースがとてもせまいです。
ライヴハウス内にリュックやキャリーバッグ、ボストンバッグなどの大きい持ち物を
持ち込んでしまうと周りの人たちに対してすごく迷惑になりヒンシュクを買います。
指定席の座席があるライブ会場や、席が無くてスタンディングでもライヴハウスほど
には混雑しないアリーナやスタジアム、コンベンション(イベント)関係の施設、
野外でのフェスなどのコンサート会場であれば、観客がギューギューに集まって混む
状況はあまり無いので、ある程度は大きめのリュックやキャリーバック、ボストン
バックなどを持ち込めるケースがあります。席があればイスの上や下に荷物を置いて
おけます。大きすぎる持ち物はクロークやコインロッカーに預けるのがマナーです。
前の方で熱く盛り上がりたい場合には理想としては手ぶらが良いのですが、でも
現実には
- ライブのチケット(紙 or 電子)
- 財布(小銭入れ)
- スマホ(携帯電話)
- 首から下げるタオル
- 飲み物
- ティッシュ
- ハンカチ
- ロッカーのカギ
くらいは持って行きたい事情が観客にとってはあります。
なので例えば、ポケットにファスナーがついているカーゴパンツなどのズボンを着用
すると良いです。または、
貴重品などをまとめて入れられて小さめの大きさで、肩からななめにかけて常に身体
と一体にしておけるボディバッグやポーチ(ポシェット)などが便利です。
大きいリュックやカバンなどの荷物を持ち込んで、前方のエリアで足元に置いておく
とか、バックに持ち物を沢山入れてパンパンになってる状態で飛びはねたりして
ライヴに参加するのは危険です。でも比較的スペースにゆとりがある左右の横(わき)
や後ろの方で穏やかに観たい場合には、少し大きめの手荷物を多少は持ち込んで
手に持っていても問題はありません。しかし後方の平和なエリアでも大きすぎるキャ
リーバッグやボストンバッグなどはさすがに迷惑になるのでやめておきましょう。
人気があるアーティストのライブでは、ライヴハウスであっても遠征して来るファン
が普通に大勢いますので、このことはマナーとして覚えておいてほしいです。
左右の横(わき)や後ろの壁際、そしてハコ内で仕切りとして設置されてる柵(バー)
の後ろなどの安全なポジションをとれたとしても、荷物を足元に置いておくと
近くの観客に踏まれたり、蹴られたり、なくしたり、盗難にあったりしてしまいます。
または周囲の人たちが持ち物につまずいて転んでしまう危険性もあります。
そして、足元に置いておいてもしも汚れたり、破れたりしても、それに対して文句を
言うことはできません。ハコは置いておく方が悪いという世界観の場所なのです。
小さいライブハウスでは皆がフロアの横や後ろなどに荷物を置く状況もあり得ます。
しかし、そのような場合に周りの人と一緒に持ち物を置いておくことは
なくしたり盗難のリスクがあって、結局は自己責任ということになります。当サイト
としてはチャックつきのズボンかボディバッグ、ポーチなどを推します。
必要な荷物
日帰りでライブハウスやホールなどに行く場合には、遠征旅行の時と比較して荷物は
とても少なくなります。
必要と感じたアイテムについては用意をしたら左の欄のチェックボックス( □ )を
クリックして、持ち物のチェックリストに記録していきましょう。
人によってはあると便利な荷物
最も危険な最前のスペースでの荷物
ライブハウスで座席が無くて観客の全員が立っているオールスタンディング(略して
オルスタ)の場合に、最前のエリアは下の図で赤色にして「戦場」と
書かれているように最も混雑がはげしくて、もみ合いになりやすく、危険な場所です。
一般には最前列のゾーンで真ん中に近づくほどに危険度が増していき、
その一方で、上手や下手側は最前列のポジションであってもわりとゆとりがある感じ
になります。従って当然、最前のスペースでは荷物をできるだけ減らすべきです。
持ち物の候補としては
- ライヴのチケット(紙 or 電子)
- 財布(小銭入れ)
- スマホ(携帯電話)
- 首から下げるタオル
- 飲み物のペットボトル
- ティッシュ
- ハンカチ
- ロッカーのカギ
くらいになります。
やはり小さめのボディバッグ(ワンショルダーバッグ)やポーチ(ポシェット)など
に最低限のアイテムを入れて、できるだけコンパクトでかさばらないようにして、
その上でファスナーをしっかり閉めて、ジッパーの部分を登山道具のカラビナで固定
しておくスタイルが最も安全で安心できます。
また、最前のエリアでは危険性が高いので、首から下げているタオルは必ずラバ
バンやリスバンなどでしっかりと固定をしておくと良いです。
それから靴のスニーカーは、公演中に踏まれてヒモがほどけたりしないようにきつく
結んで、外に出さないでクツの中に押し込んでおくなどの工夫をして下さい。
熱く盛り上がっていて戦闘になってる状態では、もしもタオルを落としたり、ヒモが
ほどけたりしても拾ったり、直したりはできないと覚悟を決めておいて下さい。
因みに、チャックつきのズボンは、ペットボトルなどを色々とはなかなか入れづらい
ので、安全で安心して参戦できるようにバックやポーチの方を推しておきます。
最前列で生き残るためのコツ
当サイトの読者の方たちから
『 ライブハウスで最前列に行ったとして、どのようにすればうまくしのいでライヴ
を楽しんでこれますか? 』
というご相談を頂きました。
最も危険な場所とされる最前列(特に中央付近)のエリアで生き残るためのコツは、
とにかく柵(バー)にしがみついて無理をするような行動をしないことが大切と
なります。最前列の真ん中あたりは、観客であれば誰もが行きたい夢的なポジション
ではありますが、そこを死守するために例えば、観客の大きな動きの流れに独りで
逆らってバーなどにしがみついたり、動こうとしなかったりすると、場合によっては
不幸な事件に巻き込まれてしまいます。あまりにはげしいアッパーな音楽によって
トランス状態になっている多くの人が一気に前に押しよせてきて、ステージとの間に
ある柵が曲がってしまって破壊されたり、または人が圧死してしまうような事故が
起きたりした歴史も過去には実際にあります。従って、最前列で無事にしのいで生き
残って楽しむには、状況に応じて圧縮の波を柔軟にかわせることが一番重要です。
このコツは余談として書きましたが、最前列のゾーンは危険すぎるので、基本的には
経験が豊富なベテランで勇者(猛者)のみが行くべき場所と知っておいて下さい。
興味本位で、ライブハウスに出演するアーティストが大好きだからと、ハコに慣れて
もいない初心者の方が安易に気軽にゲットして良い場所では決してありません。
横(わき)と後ろのエリアでの荷物
ライブハウスの横(わき)や後ろの壁際のエリアでは、比較的ギューギューに混んで
はいなくて、スペース的にゆとりがある場合が多いです。
ですのでハコやライヴに応じて状況を見ながらにはなりますが、多少の荷物を持って
いたり、会社帰りのスーツ姿のままで観ることなどもできます。
特に後方のゾーンでは空いてるから仕事用のカバンなどを足元に置いたままドリンク
でも飲みながらゆったりと参加するようなことができるケースもあり得ます。
横(わき)や後ろの壁際のポジションであれば例えば、双眼鏡やオペラグラスなどを
持ち込んでステージを観ていても周りに迷惑とならないで済む可能性はあります。
とは言え、横や後ろの方でどの程度まで自由に行動できるか?は全て箱での状態次第
ですので、場の空気を読みながら周りの観客に配慮をしつつ、楽しんで下さい。
2階で座席がある場合の荷物
ライブハウスの2階で、座席があるような場合には椅子の上や下の場所になら多少の
手荷物を置いておけます。
ライヴの公演が始まると観客は興奮して盛り上がって総立ちになったりしますので、
周りに迷惑にならないように配慮をしながら楽しんで下さい。
2階席でなら、例えばライブの前に購入したグッズが入っている袋や仕事用のバッグ
などをイスの上や下などに置いて、立ちながら観ているようなことも可能です。
2階でスタンディングの場合の荷物
ライブハウスで2階がスタンディングのスペースになっている場合には、1階よりは
一般に人が少なくなりやすいので、場所的にゆとりがあります。
とは言え、最前部にある柵(バー)などがそのまま1階の最前列のところにある柵に
相当していて、それなりに混雑をするケースもあり得ます。
従って、基本的には足元に手荷物を置いておいたり、大きくてかさばる持ち物を持ち
込んだりすることはできないと考えて下さい。
2階は1階よりは少し空いてるオールスタンディングのエリアという感じでとらえて、
周りの観客に配慮をして安全に注意しながらライヴを楽しんで下さい。
指定席などの座席がある場合の荷物
ライブハウスで指定席などになっていてイスが置いてあるハコの場合には、基本的に
座席から動かないで観客がライヴを観るルールになっていて、とても平和です。
箱やライヴによってはオーディエンスが総立ちになってスタンディングの状態になる
ケースもありますが、荷物は椅子の上や下などにも置いておけて安全で安心です。