King Gnu常田大希が太陽は動かないの主題歌を泡にした2つの理由
藤原竜也さんや竹内涼真さんなどが出演してる映画『太陽は動かない』にKing Gnuの
常田大希さんが主題歌『泡(あぶく)』を提供しています。この曲は元々はキングヌー
の前身であったバンドのSrv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)がリリースした『ABUKU』
が原曲でした。常田大希さんが作詞と作曲を担当して映画の為にリメイクして『泡』に
した経緯があります。ヌー民の方達から『どうしてABUKUをつくり直して映画に提供
したのですか?』と質問を頂きましたので、その主な2つの理由を紹介しておきます。
常田大希が旧曲のABUKUを泡に昇華させた2つの理由
元々は映画『太陽は動かない』の主題歌のタイアップのお話が来た際に常田大希さんが
映画の内容を見てみて、構想を練っていた段階では他の曲も頭の中に実はありました。
理由1 映画の世界観によく合いそうな曲だから
しかし曲作りを始めてみて、なんとなくかつてSrv.VinciでリリースしたABUKUが最も
しっくりきそうなイメージがわいてきて、それで再びリアレンジをして作り直すことに
決めました。その結果、藤原竜也さんと竹内涼真さんが死と隣り合せの緊迫した場面を
くぐり抜けていくアクションストーリーの中で哀愁感を漂わせながらそっと2人の心情
により添えるような映画にピッタリな曲調に仕上げることができました。ヌー民の方達
からはABUKUが大きく変貌を遂げて泡という新たな神曲になったと絶賛されています。
理由2 バンドとして原点回帰をしたかったから
2019年1月にメジャーデビューしてからKing Gnuは破竹の勢いで活動しまくってきま
した。その過程でキングヌーのメンバーは疲労し、特に常田大希さんはアルバムの制作
をアリーナツアーの為に急がされていてうつ状態になっていました。例えば充分に納得
できる内容の作品になってないのに締め切りの関係でリリースされて世の中に出て行く
ことが何度かありました。そんなことが重なるにつれて常田大希さんは『もうどうでも
いいよ』という前向きでない気持ちになってしまいました。『紅白も出るし、ここらで
もう解散しとこうかな』と考えるくらいに精神的にキテいて苦悩していました。バンド
に関係するスタッフさんがどんどん増えていき、期限に追われて製作のやり方が大きく
変わってきてしまいました。メジャーデビューすると多くのアーティストの方達が経験
することですが、商業的な側面を優先する機会が多くなり、思うように創作ができなく
なったりしやすいです。そこで悩んで煮詰まってしまう方達は多くいらっしゃいます。
従って常田大希さんは一度原点回帰をして、上質に魂を込めた作品を創っていくペース
に戻したいと考えました。その時に原点回帰の意味で思い浮かんだのがABUKUでした。
『なんで昔の曲を今またリメイクするの?』という質問がファンの方達からは多かった
ですが、King Gnuのメインコンポーザーである常田大希さんにはこんな風に深い悩みと
葛藤がありました。その苦しみを経てABUKUは泡へと大きく変化して昇華されました。
まとめ
『太陽は動かない』という映画の主題歌としてタイアップが発表された時点では多くの
ヌー民の方達が『ヌーの新曲を聴けるかも?!』と色めき立っていました。しかしふたを
開けてみるとコアなファンの方達には懐かしいと言えるABUKUが変化して泡となって
登場することになり、意外な展開だったことから質問が多くよせられました。常田大希
さんなりにアルバム『CEREMONY』を制作してた頃から悩みと苦しみがあり、今後の
活動のやり方を変えていくという意思表示の意味もあって旧曲が取り上げられた理由を
説明してきました。2020年2月以降の深刻なコロナ禍の影響で映画の公開は延期となり
オリジナルのストーリーの連続ドラマが先にWOWOWで配信されることになりました。
King Gnu 初の東京ドーム公演のライブレポートを掲載
No Time to Cast Anchor
millennium parade
映画『竜とそばかすの姫』巻頭特集
U millennium parade
は WOWOW で視聴できます(加入月は無料で観れます)
主題歌『泡』のリリースは映画の宣伝を兼ねてその前後の日程になります
常田大希の実兄常田俊太郎が登場
映画『ヤクザと家族 The Family』関連の対談収録
綾野剛 x 常田大希
King Gnu 日本武道館ライブレポート収録