屋内フェスやドームとアリーナのライブでの持ち物リストとマナー
野外でのフェスは夏フェスを中心として毎年100前後も開催されてます。その一方
で屋内でのフェスにも有名なものがいくつかあります。例えばCDJやレディクレと
ドリフェスにブレアフェス、ハジマザ、モンスターロックなどです。室内での音楽
フェスの持ち物や、開演前から公演中、終演後のマナーはどうなるのか?について
読者の方達から質問を沢山頂いてきました。屋内の会場であるアリーナやドームと
コンベンション(イベント)関係の施設に関してマナーの注意点をお伝えします。
屋内のフェスの会場で注意すべきマナー
コンサートでのマナーやルールはフェスや会場、アーティスト毎に決まってます。
ルールは公式サイトや会場内にある掲示、チケットなどで注意事項として書かれて
ます。でもマナーはライブを開催する担当者の方達が文章にして示して下さるわけ
ではなくて、一般にはフェスに参加するファンの方達の間だけで知られてる感じに
なります。従って初心者で慣れてない方達はなかなかその情報を得られなくて困る
機会が多いです。フェスによっては独特なマナーのようなお約束が存在したりする
ので、当サイトでは室内でのフェスで広く通用するマナーの内容を整理して読者の
皆さんに紹介していく記事を配信させて頂くことにしました。参考にして下さい。
屋内のフェスやアリーナとドームにコンベンション関連の施設でのライヴで注意を
して頂きたい来場者の服装や髪型と靴については下記の記事で解説されています。
ライブの手荷物のチェックリスト
コンサートでの基本的な荷物は以下のようになります。その他にペンライト(サイ
リウム)やうちわとボードにプラカードなどは会場のルールに必ず従って下さい。
- チケット(紙 or 電子)
- スマホか携帯電話
- 財布
- 飲み物のペットボトル(水かお茶)
- モバイルバッテリー(モバブ)
- 顔写真付きの身分証明書(車の免許など)
- 首にかけられるタオル
- 着替え(着替えをしまえるビニール袋も)
- 双眼鏡かオペラグラス
- 折りたたみの傘
- ライヴ用の耳栓
チケットとスマホに財布はどんなライブでも必要です。フェスではフードコーナー
があるので飲み物のペットボトルなどはそこで買っても問題無いです。ただスタン
ディングで混雑してるエリアにカップに入ってる甘いジュースやお酒などを持って
行くと暗い為にこぼすことがよくあります。周囲の方達の衣類にかかったりすると
すぐにトラブルになるので、混んでるところには持って行かないで下さい。こぼし
てもあまりダメージが無いように飲み物はできるだけ水かお茶にすると良いです。
近年は紙のチケットではなくて電子チケットが増えてきてます。スマホはフェスの
会場に着いてからも色々な用事(何かを調べたり、SNSやゲームなど)で触るので
もし充電が切れて途中で電源が入らなくなったりすると大変です。QRコードとかで
デジタルチケットを表示できないと入場ができなくなるのでモバイルバッテリーを
必ず持って行って下さい。特に日帰りでなく遠征旅行して来てる方達にはモバブは
マストアイテムです。2019年6月14日(金)にチケット不正転売禁止法が施行され
ました。高額な価格での転売行為を防止する目的で本人確認書類として顔写真付き
の身分証明書を求められる場合が多くなってきてます。顔写真がついてないと2つ
以上の身分証明証が必要になったりするので車の免許などにすると良いです。また
顔写真付きでも学生証は不可となってるケースがあるので事前に公式サイトやチケ
ットなどで注意事項を確認しておいて下さい。寒くなると室内でのフェスが増えて
きますが、スタンディングのゾーンでは手を振り上げながらジャンプをしてずっと
踊って観ている感じになります。冬でも汗をかくのでタオルは忘れないで下さい。
そして寒い季節に汗をかいてから着替えをせずに外へ出て帰宅すると風邪を引いて
しまう可能性が高いです。着替えと汗をかいてぬれた衣服を入れておくビニール袋
があると便利です。袋は他にも何かと役に立つので何枚か持って行くと良いです。
フェスの会場ではプロジェクターのスクリーンが設置されてますが、観客の方達が
いる位置によってはステージが遠かったり、見づらかったりします。フェスに何回
か行ってみると分かりますが、アーティストが演奏している時の姿や表情と演出の
効果を細かく観て楽しむには双眼鏡かオペラグラスが絶対必要と言えます。かなり
前方にいて肉眼で充分に満足して観れる距離でない限りは持って行くと便利です。
最近では高性能な双眼鏡が数千円程度で手軽に手に入るので検討をされて下さい。
オペラグラスはただ拡大するだけって感じで、そんなにスペックが一般に高くない
ので、しっかりとした双眼鏡を1台購入しておいて長く使うようにすると良いです。
フェスに長い傘を持って行くとクロークやコインロッカーに入らずに預けられない
場合があり、折りたたみの傘にしておくとリュックなどにしまえるので便利です。
数万人が集まるフェスなどの大きな会場でも、スピーカーの近くにいると耐えられ
ないくらいに大きい音をずっと聴いていて耳なりや痛みが残ったという報告を過去
に多く頂いています。耳なりや痛みの症状は個人差がとても大きく、終演後にしば
らく続いてなかなか治らずに不安を感じたことがある方達は注意が必要です。耳が
聞こえづらくなってずっと回復しなくなったりするケースが実際にあって、騒音性
難聴や音響性外傷とメニエール病などを発症したりする危険性があります。今まで
の経験によって心配な方達は手遅れになる前に早めにライヴ・コンサート用の耳栓
を使用することで聴覚を守って下さい。スピーカーの近くにいると大人でも我慢が
できないくらいの爆音を長い時間聴くことになり、中学生以下の小さいお子さんを
連れてたりすると尚更耳栓が要ります。子供さんには耳栓よりもイヤーマフの方が
より安心できると多くの読者の方達が教えて下さいました。ライブ用の耳栓を着用
すると少し意外ですが、音が聞こえなくなったりはしないです。逆に曲やMCなどの
細かい音がよりクリアに聴こえるようになります。そして聞こえる音量を全体的に
下げられるので耳がキーンとなって耳なりや痛みが生じるのを防止できます。痛み
や耳なりがずっと残ってしまって治らない場合には早めに対処をしないと手遅れに
なってしまいます。人によっては耳栓は予防ができるマストアイテムと言えます。
屋内のフェスは野外と比較して例えば紫外線対策のアイテムやレインコートと帽子
など少しの持ち物を減らせます。しかし熱中症や脱水症状などの暑さ対策や、風邪
とかの寒さ対策は必要になります。そして遠征旅行をする際には会場の設備や季節
とその日の天気に性別、年齢などで荷物を調節すべきで下記を参考にして下さい。
開場前
コンベンション関係の施設での室内のフェスやアリーナとドームではブロック制に
なっているスタンディングのフロアで注意して守って頂きたいマナーがあります。
大抵は整理番号の順番に整列をしてから持ち物の検査をしてブロック毎に入場して
良いポジションを奪い合う形になります。中央や前方に近づく程に混雑してます。
逆に座席が指定されてる場所では特に守って頂きたいマナーは無い感じです。服装
や髪型と靴なども同じで、皆さんが自由に決めて来場して頂いて問題は無いです。
大きい荷物を預ける場所は…
屋内のフェスやアリーナとドームなどの大きい会場はコインロッカーやクロークが
あります。リュックやトートバッグとアウターなどはロッカーかクロークに預ける
ことになります。数万人を動員するようなフェスでは会場が広いのでロッカーでは
なかなか追いつかなくてライブの日にだけ臨時でクロークが設営されたりします。
クロークは来場者の方達全てが大体利用できるように場所と数が準備されてます。
コインロッカーは会場によっては設置されていず、あっても個数が足りなかったり
します。クロークやロッカーが無かったり、または不足してたりしたら会場の近く
にある商業施設や最寄りの駅などでコインロッカーを探さないといけません。ただ
街中にあるロッカーは利用できる時間帯が決められてます。フェスが終わって帰宅
をする際に持ち物を取り出せなかったりしたら大変なことになります。利用できる
時間と、その会場ではどこでどのくらい手荷物を預けられるのか?もしくは無理で
あるのか?などを事前に必ず確認しておいて下さい。ライヴの用意をする時にこれ
を忘れるとハマってしまいます。フェスの当日は早めに会場に来て観光や記念撮影
と着替えに食事、トイレなどを済ませてから物販の先行販売でほしいグッズを購入
して、買った商品を大きめのトートバックなどに収納して、その他の荷物と一緒に
コインロッカーかクロークに預けておく流れになります。クロークは数が足りなく
なったりしにくいですが、半透明のビニール袋に持ち物を入れて預けたりするので
財布やスマホなどの貴重品をしまっておけないケースがあります。すると貴重品と
タオルなどの最低限の手荷物だけは身につけてないといけなくなります。クローク
は荷物を一度預けると終演後まで途中でビニール袋を取り出せないルールになって
いたりします。数万人規模の観客の方達が勝手なタイミングで出し入れをしようと
すると現場の担当者の方達がとても対応できなくて困ってしまうからです。そして
クロークは一般に500~1000円位はかかってロッカーより高いです。でもフェス
の会場内はすごく混雑してるのでコインロッカーを探して預けるよりは便利です。
小さい荷物はどうすべきか?
屋内のフェスでブロック制になってるスタンディングのスペースでは横(わき)や
後方の柵際か壁際にいて穏やかに大人見をする場合でも混んでるので持ち物を持ち
込んで足元に置いたり、手で持ってたり、背負ったりはできないとお考え下さい。
周りの方達に対して明らかに迷惑となるのでやめて下さい。特にリュックやスーツ
ケースは相当に反感を買って、周囲から殺気を送られてしまうので絶対にしないで
下さい。例えばチケットや財布(小銭入れを含む)とスマホにタオル、双眼鏡など
の小さい手荷物はどのように持ち込めるのか?どうやって身につけておけば安全で
快適に過ごせるか?が問題になります。読者の方達から多数の質問を頂いていて、
一般に2個の方法があります。まずパンツの大きめのポケットに荷物を入れておく
やり方です。ポケットにファスナーがついていないとライブ中に持ち物を落として
しまう危険性があります。スタンディングのエリアではずっと混み合っていて暗い
ので、もし手荷物をそこで落としたりしたらまず見つからないし、無事に返っては
こないと覚悟をして下さい。コンサート中は手を振り上げて飛び跳ねたりしながら
ずっと踊っている感じでとても汗をかきます。荷物がぬれないようにジップロック
などのビニール袋に収納しておくと良いです。スマートフォンは精密機器でぬらす
と故障してしまいます。紙のチケットは暴れている間に圧縮によるモッシュで強く
押されて、さらに汗でぬれるとポケットの中で粉々になったりします。また外から
振動や衝撃が強く加わることでスマホがつぶされてしまうリスクがあります。終演
後にスマートフォンの液晶画面がバリバリに割れていたなんてならないように注意
して下さい。スタンディングのゾーンでは観客の方達が帰った後に壊れたスマホや
財布とペットボトルにゴミなどが散乱していることがよくあります。特にスマホや
財布をなくしたりすると後でダメージがすごく大きいです。飲み物のペットボトル
は500mlのサイズだとけっこう大きくて重いですが、ジッパーがついてるポケット
にそのまま入るなら問題は無いです。もし無理ならズボンのベルトループ(ベルト
を通すひもの部分)にドリンクホルダーをつないでペットボトルをぶら下げておく
ようにすればなくさないで済みます。ただこれはライヴ中に動き回っていてペット
ボトルの口のところが外れて落としてしまうことがあり、できればポケットの中に
そのまま入れておけると安心です。ポケットを使う方法にはちょっと弱点があり、
要は大人しくしてないと中身の荷物が無事ではいられず、チャックを閉めていても
熱く激しく暴れたい方達にはあまり向いてません。ただ手軽で便利ではあります。
その欠点を克服できるやり方として小さめのボディバッグに最低限の持ち物をしま
って、それを身体の前面にして背負い、さらにスリなどの犯罪行為を防止する為に
ファスナーの金具のところをカラビナで固定しておく方法があります。こうすると
身軽で動きやすく盗難の被害にあう危険性をなくせて、さらに周りの方達に迷惑を
かけないで安心して楽しめます。大きいリュックやトートバッグなどはクロークか
ロッカーに預け、貴重品などはボディバックに収納して身につけておいて下さい。
開演前
室内のフェスやアリーナとドームなどの大きいコンサートの会場では開場してから
入場が終わるまでにけっこう時間が(1~2時間程度)かかります。入り終えてから
開演を待つ間にいくつか気をつけて頂きたいマナーがあります。大きめの会場では
ボードやプラカードとたれ幕などの応援グッズの扱いが問題になります。また撮影
や録画と録音を禁止してるルールを守らない方達が多くなってきてる現状があり、
マナーではなくて規則なので許可されてるケースだけにして下さい。そして座席が
指定されてる場合と比べてスタンディングのフロアでは公演の途中で抜けてトイレ
に行くことが難しいです。さらに指定席であっても端の位置でなければ周囲の方達
に声をかけてお願いして、コンサートを観るのを中断してどいてもらうことになり
ます。従って開演前にできるだけお手洗いを済ませておいて下さい。因みに会場内
にあるトイレはどこでも混雑していて行列になってるなんてことがよくあります。
できるだけ人があまり来なくて空いているところを探して行って来ると良いです。
ボードやたれ幕などのグッズ
何人かのチームで屋内のフェスやアリーナとドームなどに来場して自作のたれ幕や
ボードとうちわなどのグッズで好きなアーティストを応援したいお気持ちは自然で
理解できます。しかしライブの会場で持ち込みを許可されてるアイテム以外は周り
の方達に迷惑となるので持って行かないで下さい。特に横断幕やプラカードなどを
胸の高さよりも上にかかげていると、後ろにいる方達がステージを観づらくなって
困ってしまいます。許可されてない以下のグッズを持ち込むのはひかえて下さい。
- たれ幕・横断幕
- 紙のボード(プラカード、スケッチブックなど)
- うちわ・せんす
- 旗(フラッグ)
- サイリウム(ペンライト)
- ぬいぐるみ
- 造花・生花
因みに、これらのアイテムはスタンディングのスペースではほぼ全てが禁止されて
ます。混んでる場所でかたい器具を振り回すのは危険でもあるのでやめて下さい。
公演中
室内でのフェスやアリーナとドームなどでスタンディングのエリアではチケットに
整理番号が書いてあって入場後に場所取りが起こり、マナーの注意点があります。
場所取りをする場合の注意点
スタンディングのゾーンで場所取りをしたいケースでは必ず2人で行動し、1人が
そこから離れてる時にもう1人が場所を確保しておくようにして下さい。ライヴの
会場は開演が近くなると暗くなって混み合ってきます。例えば足元に手荷物を置く
ことで場所取りになるなどとは考えないで下さい。ぼっちで参加していて床に荷物
を置いてその場を離れれば持ち物がどかされて動かされてたり、盗まれたりしても
当たり前と言えます。窃盗は犯罪行為ですが、スタンディングのフロアでは手荷物
が無事でいられる保証は無くて、それが当然である場所です。1人で参加する方達
はお手洗いやクロークと食事などは入場する前に済ませておかないといけません。
入場後にもしも席を外したら、そこはすぐに他の人達に取られてしまうことになり
ます。場所取りは奪い合いみたいになるとケンカになりやすく、注意して下さい。
初心者や女性等のポジション
室内のフェスやアリーナとドームなどでブロック制になっているスタンディングの
フロアでは誰もが中央や前方へ行ってアーティストをより近くで観ようとします。
特に開演する際のオープニングや、アップテンポで盛り上がる曲、アーティストが
客席に近づいて来た時などに観客が一気に前へ集まって来て圧縮によるモッシュが
起こって後ろから強めに押されたりします。フェスはアーティストや曲によっては
ダイブやサークルとリフトなどが生じる場面があって大変に危険です。ダイバーが
着地に失敗して大怪我をして救急車で搬送されて亡くなったりした事件も過去には
何度かあります。普通にフェスを観ているだけの人達が頭や顔面などを蹴られたり
します。そのような被害を被りたくなかったり、体力的に自信が無い方達は無理に
中央や前方に行かない方が良いです。因みに、身動きができないくらいに混雑して
いて、そこに2~3時間ずっと立ってると人はとても強くストレスを感じます。冬で
あってもライブ会場内は暑いので酸欠や貧血と熱中症に脱水症状とかを引き起こし
たりして体調を崩しやすくなります。例えば混み合ってる場所で酸欠と脱水症状が
重なっただけでも、死にそうな地獄だと感じるくらいには簡単にきつくなります。
スタンディングのスペースでは満員電車の中で手を振り上げながらずっとジャンプ
をしているような状態になり、倒れる人達が出たりもします。もし途中で具合いが
悪くなったりしたら、無理をしないですぐに退場して休憩するようにして下さい。
混雑してると退場するのも大変で慣れてない方達はあまり行かない方が良いです。
スタンディングのライヴに慣れていない初心者や女性の方達は横(わき)や後方の
柵際か壁際などで最初は様子を見てみて下さい。フェスだとアーティストや曲毎に
雰囲気が大きく変わりますが、安全に参加できそうな感じだったら前へ攻めて行く
ようにして下さい。混んでいるところでは身長が180cm程度はないと、かなり前方
でもない限りハッキリとは見づらいです。厚底のブーツなどで身長を盛るのは危険
で絶対にしないで下さい。例えば身長が160cm前後の女性が頑張って前へ行っても
目の前にたまたま背が高い男性がいたらステージはあまり見えなくなります。前方
の人達の頭や肩と腕などのすきまからのぞいてチラ見をしてるしかない状況になり
ます。スタンディングのスペースでは実は横(わき)や後方にいた方がステージの
全体や演出などを細かく見れてより楽しめます。フェスに何度か行ってみるとよく
分かりますが、スタンディングのフロアで無理して中央や前へ攻めて行っても混雑
していてステージが観えにくくて苦しいだけで、あまり得は無いことになります。
公演中に地蔵をすることは…
地蔵というのはアーティストが沢山出演するフェスやライブで、お目当てではない
アーティストの演奏中に中央や前方の場所だけをゲットして、全く反応をしないで
棒立ちしてたり、ノらないで見てる行為のことです。周囲の観客が手を振り上げて
ジャンプなどをして盛り上がってる際に無表情で腕組みをして立っていたりすると
目の前で演奏してるアーティストやそのファンの方達に失礼です。その人達的には
とても不快でヒンシュクを買ったりします。地蔵はマナー違反でしないで下さい。
複数のアーティストが出演する屋内のフェスでは地蔵での場所取りは禁止で、前の
順番のミュージシャンの演奏が終わってから前方へダッシュして良いポジションを
とるのなら問題は無いです。特に集団で来ていると態度がでかくなって大胆な行動
をしやすくなる傾向があり、周りの方達を不愉快にさせないよう注意して下さい。
撮影や録画と録音するのは…
近年はフェスなどでスマホでステージを撮影して、画像や動画などをSNSでUPする
ことが当たり前になってきてます。大好きなアーティストのライヴを記念に残して
おきたいと望む気持ちはよく分かります。しかし会場の中での撮影や録画と録音は
許可されてる場合だけにして下さい。これはマナーではなくて会場でのルールで、
観客の皆さんが勝手な行動をしていて破ると、規則が厳しく変更されたりします。
例えば今までは部分的に撮影を許して下さっていたアーティストが全面禁止に変更
されたりします。また厳しい会場では撮影などが見つかると写真や動画のデータを
削除させられたり、スマホやカメラを没収されたり、退場をさせられたりします。
一部の観客の人達が勝手な行動をしてると周囲の方達に迷惑となり、出演者の方達
にも失礼です。その場にいる皆さんが不快な思いをしないように配慮して下さい。
私語や声援と合唱にコール等
公演中の私語は周りの方達に迷惑となります。特に必要なことは周囲に聞こえない
ように配慮して小声で会話するようにして下さい。また曲の途中やMCの時に勝手に
声援を送るとヒンシュクを買いやすいです。例えば皆が静かに聴くバラードなどで
大声で声援を送ったりすると険悪な空気になるのでしないで下さい。アーティスト
の声が聞こえにくくなる為で、声援はオープニングとエンディング、曲と曲の間、
アンコールを呼び込む際だけにして下さい。曲と一緒に合唱するのはアーティスト
の歌声が聴こえにくくなってクレームが生じやすいです。シンガロングをするのは
アーティストがあおって下さったり、観客の方達がお約束的に一緒に歌う場面だけ
にして下さい。その時には精一杯の声を出して歌って思いっきり楽しんで下さい。
観客の方達はアーティストの歌声を聴きに来ていて、隣りにいる人達が熱唱してる
カラオケをわざわざ聞きに来てるわけではないです。その事実を理解できて配慮を
することができれば周りとの余計なトラブルは防止できます。コールも皆で一緒に
コールアンドレスポンスするのが決まってるところだけで大きい声でして下さい。
事前に演りそうな曲をCDやYouTubeなどで聴いて予習しておくとより楽しめます。
振りつけと手拍子するのは…
振り付けと手拍子も観客の方達からクレームが出てくることがあります。要は自由
に独りで振りつけや手拍子をしてると周囲から浮いてしまってアレでまずいという
ことです。振り付けは周りの人達にぶつかったりしなければ、それ程問題にはなら
ないですが、手拍子は声援や合唱と同じで注意をしないといけません。うるさくて
うざいと感じられるようなタイミングではやらないで、アーティスト毎にパターン
がきちんと決まってる場面のみでして下さい。アーティストのメンバーによる振り
を見ていて、その上で周囲の方達の動作をマネして同じように反応してればすぐに
振りつけや手拍子に慣れて楽しめるようになり、あまり心配しないで大丈夫です。
小さい子供を連れてる際は…
室内でのフェスやアリーナとドームに小さい子供を連れて行きたいのだけど、どう
すれば良いでしょうか?という相談を多くの読者の方達から頂いてきました。ここ
では分かりやすいように、特に中学生以下のお子さんを『小さい子供さん』と定義
しておきます。フェスでは指定席よりスタンディングのスペースが多くなりやすい
ので、立ち見のライブにお子さんを連れて行っても平気だろうか?と多くのご両親
が気にして相談をされてきてます。親御さんが大好きなアーティストのコンサート
をフェスなどで親子で楽しんで観たいとか、子供さんに是非観せてあげたいという
お気持ちはよく分かります。子連れでの参加に関しては一般に『小さい子は周りの
観客にとっては何かと迷惑になりやすくてフェスなどの会場に連れて来るべきでは
ない』という意見が普通に多いです。下記で説明されてるマナーを守って下さい。
周囲と身体がぶつかったら…
スタンディングのエリアでは混み合ってるので周りの観客の方達と身体が触れ合う
ことがよくあります。圧縮によるモッシュで軽めに押されたり、割り込まれてポジ
ションを奪われたり、周囲の人達の腕や手がぶつかったり、足を踏んだり、踏まれ
たりなどのことがある程度は起こります。場合によっては身動きができないくらい
混雑していてストレスやせまいことでの圧迫感、疲れ、暑さ、苦しさ、うざさなど
を感じることがあります。しかし屋内でのフェスやアリーナとドームなどでスタン
ディングのゾーンにいればそのような状況にどうしてもなってきます。できるだけ
おおらかで広いココロをもって参加するようにして下さい。周りの人達にぶつかっ
たらすぐに謝って下さい。ちょっとした一言でも謝罪しておくとその後の空気感が
全然違ってきます。そしてぶつかられても怒らないで、文句を言ったり、やり返し
たりはしないで下さい。皆さんがステージに夢中になっていて故意ではなくて偶然
の接触だからです。そしてマナーとして以下のことに配慮をして実行して下さい。
- 楽しくて熱く盛り上がっていても、周囲の人達に迷惑をかける
ような暴れ方はしない - 手を振り上げて応援する時には、周りの観客がいる場所を圧迫
したりして迷惑をかけて邪魔にならないように注意する - 近くにいる方達の身体に触れたり、よりかかったり、腕を頭や
肩の上に乗せるようなことはしない
(混んでる場所で女性などの身体を触る行為は痴漢で、ただの
犯罪です) - 公演中に転んでしまってケガなどをしていて困ってる方がもし
周囲にいて見かけたら、すぐ近くの人と協力して助けてあげる
アクセ類やメガネと爪に時計
スタンディングのエリアで中央や前方へ行くと圧縮によるモッシュなどが発生して
周りの方達と身体が触れ合ってしまいます。身動きができないくらいに混雑してる
場所ではアクセサリー類やメガネと長いネイルに腕時計を外して下さい。硬い器具
は混んでるところで身につけてると凶器になって危ないです。眼鏡はストラップを
つけてライブを観る方法がありますが、コンタクトレンズの方がやはり安全です。
基本的にハードよりもソフトのレンズの方がライヴ向きです。例えば女性が大きめ
のイヤリングをつけてフェスなどを立ち見してると、周囲の人達が手を振り上げた
際に耳にぶつかってしまって勢い良く飛んだりします。そうするとそのイヤリング
はもう暗い会場の中で見つからなくなり、つけていた方は耳たぶがさけて大出血を
したりして大変なことになります。室内のフェスやアリーナとドームなどでスタン
ディングのゾーンではそんな出来事がよく起こるので注意して下さい。またハット
やキャップなどの帽子は混み合ってる場所では周りの方達の視界を邪魔してしまい
ます。目安として身体がずっと触れ合ってるくらいに混雑してるところではマナー
として配慮をして脱いで下さい。指定席ではアクセなどを外さなくても良いです。
終演後
終演したら、会場内がブロック制になってるかどうか?に関係無く、大きいライブ
会場では規制退場になることが多いです。規制退場とは観客が退場する為に全員で
一気に出口に向かって殺到したりすると混雑して危険なのでブロックやエリアなど
の単位で整列して待機していて、誘導のアナウンスに従って順番に退場をしていく
ルールのことです。規制退場はマナーではなくてルールで、安全でスムーズに皆が
退場できるように必ず守って下さい。一般に規制退場でかかる時間はドームなどの
大きめの会場で大体約1時間程度です。帰りの飛行機や新幹線などの時間の都合で
規制退場より早く出たい方達はアンコールの曲を最後まで聴いてないで途中で周囲
の人達に声をかけて道をつくってもらって抜けて下さい。規制退場の途中で急いで
割り込んで追い抜くなどのことをするとトラブルになるのでやめて下さい。因みに
曲と曲の間ではなくて曲の途中で抜けようとすると周りの方達に迷惑となります。
マナーとして配慮をしながらお願いして皆が気持ち良く帰れるようにして下さい。
帰る前に確認すべきことは…
アンコールの最後の曲まで聴き終えたら、帰る前に下記のリストの内容を確認して
下さい。アクシデントなどが無く安全で快適に帰宅できるように注意して下さい。
- クロークやコインロッカーに手荷物を預けていたケースでは、
忘れ物が無いように持ち物をしっかりと受け取ってから帰る - ライヴの後は汗をかいてるので、特に寒い季節には風邪を引か
ないようにTシャツを含めて下着類を着替えてから帰る - 物販のコーナーで購入したいグッズがある時には在庫があるか
どうか?を確認しに行く(ただし終演後は閉店してたり、混雑
することがあります) - 立ち見をしていた場所や座席を見て落とし物や忘れ物がないか
どうか?を確実にチェックする - ライブの会場で出たゴミは捨てるか、ゴミ箱が無い場合は責任
をもってきちんと持って帰る
(ファンのマナーがひどいと、アーティストへの世間的な評価
に直接的に反映されて、何か問題を起こすとグループがその
会場から出入り禁止になることもあるので注意して下さい)
その他に注意すべきマナー
終演後の行動に限定しませんが、屋内でのフェスやアリーナとドームなどのライヴ
で皆さんにマナーとして忘れないで守って頂きたいことを以下で示しておきます。
- 会場で決められてるルール(掲示の注意事項など)やスタッフ
の方達による指示などにはきちんと従って下さい - ネット上で定価と手数料より高額な価格で転売されているチケ
ットを売ったり買ったりする行為はチケット不正転売禁止法に
よって禁止されているのでやめて下さい - ライブ会場で販売してる公式グッズではなくて外の露店などで
売ってるグッズは非公認のニセモノを違法に販売してる可能性
があるので購入しないで下さい - 好きなアーティストのメンバーに対して入り待ちや出待ちとか
をする際は会場でのルールを守った上でスタッフや近隣の住民
などの方達に迷惑とならないように配慮をして下さい
(スケジュールの都合で日によってどんな展開になるのか?の
予定が分からない不確かな面がどうしてもあり、タイミング
的に無理はしないで下さい) - 単発のフェスやライヴではなくて全国ツアーとして公演が続く
期間内はファイナルの日の終演後まではセットリストや演出の
内容とかをSNSやブログなどでネタバレしないであげて下さい - アーティストのメンバーが客席に向かって投げてくれるピック
やサインボールとかのグッズと、金テープや銀テープと紙吹雪
などのアイテムは醜く争って取り合わないで分け合いましょう
まとめ
室内のフェスやアリーナとドームなどのコンサートで必要になる持ち物のリストと
マナーについてお伝えしてきました。ライブでのマナーは会場の規模や設備の状態
とアーティストに曲などによって大きく変化をしてきます。また時代背景とかにも
影響されて随時変わっていきます。従ってマナーについては人それぞれに考え方や
感じ方があって、意見が分かれてくる面が多くのケースであります。当サイトでは
読者の皆さんの為に配信しているマナーの内容を今後も柔軟に改善していきます。
読者の方達が記事をご覧になってみて『ここはもっとこういう表現にした方が良い
のでは?』などと思える機会がございましたら、いつでもお気軽に下記のフォーム
から弊サイトの編集部の担当者までご連絡を頂きたいと考えております。皆様から
頂けましたご意見に関しては中身を拝見して常にフィードバックさせて頂きます。
ご協力を頂けますよう、どうぞ宜しくお願い致します。
アーティストは3組まで選べます。