ライブのマナーで荷物とグッズやセトリのネタバレに追っかけ行為
ドームやアリーナ、スタジアム、コンベンション(イベント)関係の施設、野外での
フェスなどのライヴで公演中に注意してほしい行動と、終演後に確認しておくべき
ToDo リストをマナーの一環として説明します。その他にコンサートに関係していて
常識的に注意してほしい高額転売や非公認グッズなどの話題にも触れておきます。
目次
アリーナなどの会場の注意点とマナー
アリーナやスタジアム、野外などの会場のアリーナ席でブロック制になっていて座席
が無くて全員で立っているオールスタンディングの場合には、ライブハウス程には
デリケートでシビアではないですが、知っておくべきマナーが存在します。周りの人
と身体が接触した時や急に体調が悪くなった際などの対応の方法をお伝えします。
ライブ中
指定席の座席があるライヴ会場では、周囲の観客と身体が触れることはほとんど無い
です。そして沢山の人たちが集まって混雑してギューギューに押されることで圧縮
して酸欠の状態になったりして、具合いが急に悪くなるなどのことも多くないです。
ライブハウスの最前エリアのような危険は無いですがマナーの目安を解説します。
周りと身体が接触したら…
アリーナやコンベンション(イベント)関係の施設などでのアリーナ席でブロック制
になっていて席が無くてスタンディングのケースは、例えば幕張メッセでのライヴ
と状況が似てます。広い会場でスキマ無く観客が並んでいるイメージです。そこでは
ライブハウスでゲキ混みな最前のゾーンと比べたらゆるくて平和な世界です。でも
周囲の観客と身体が触れ合って、圧縮とまではいかないけど押されたり、ポジション
を割り込まれて奪われたり、人の腕や手がぶつかったり、汗をかいた髪が人の腕に
巻きついて引っぱられたり、足を踏まれることなどがある程度は起こります。せまい
スペースにいて混雑していてストレスや圧迫感、疲れ、うざさ などを感じることも
あるでしょう。でもその環境を望んで参加したのは皆さんですので、そのような場所
ではおおらかで広いココロをもっていて下さい。ぶつかられたりしても怒らないで、
文句を言ったり、やり返したりはダメです。故意ではなくて偶然での接触なのでキレ
たりせずに、また自分がぶつかったらすぐに謝る姿勢でいれば穏やかに過ごせます。
観客の全員が立ち見であるオールスタンディングのライヴではどのような服装をして
いれば安全に観れて楽しめるのか?はライブハウスでの格好 ↓ が参考になります。
大きな会場でのスタンディングのエリアでは、ハコよりはスペース的にゆとりがあり
ますが、
- 楽しくて熱く盛り上がっていても、周りの観客に迷惑をかける
ような暴れ方はしない - 拳をつき上げて応援する時には、周囲の観客がいる場所を圧迫
したりして迷惑をかけてジャマにならないように注意する - 盛り上がってる時でも近くにいる観客の身体に触れたり、より
かかったりするような行為はできるだけしない
(混んでる時に女性などの身体を触る痴漢はただの犯罪です) - 公演中に転んでしまってケガなどをしていて困ってる方がもし
周りにいた場合には、すぐに近くの人と協力して助けてあげる
などのことにマナーとしてお互いに注意しながら配慮して、実行していくようにして
下さい。
急に体調が悪くなったら…
座席があってライブを観ている時には体調の急変はそんなに無いですが、ブロック制
で席が無くてスタンディングで立っている際には急に具合いが悪くなることが普通
にあります。せまいスペースしか無くてガチではげしく混んでいて数時間立ちっぱで
ずっと観てて気持ちが悪くなるのはしかたないです。公演中に気分が悪くなったら
遠慮をしていないで会場のフロアから外に出て医務室などに行って下さい。お手洗い
を我慢できなくなった場合も同じです。スタンディングで観ている場所であっても
『 すみません、出ます.. 』と言っている方がもし近くにいたら、できるだけ早く外へ
出れるように周囲の人たちにはスペースを空けて協力してあげてほしいです。座席
があるケースでは観客が総立ちになっていても席の前に少しスペースがあるので前へ
かがみながら周りに配慮をしつつ通路に出て、そのまま会場の外へ出ることは可能
です。でも立ち見の席ではそれはできなくて、周囲の方たちには曲が終わってから、
曲と曲の間で声をかけて出させてもらって下さい。曲の途中だと大きな音がなって
いて、沢山の観客の人たちは曲に集中していて応援で盛り上がっています。あなたが
大きめの声を出してお願いしても、なかなか気づいてもらえないことが多いです。
曲が終わるまでは待って、曲間のタイミングで積極的に近くの方たちに声をかければ
迷惑にならずに済んで、周りの人たちも協力をしてあげやすいです。因みに、この
ような場合にはライヴハウスと同じで、速くてはげしめの曲ではなく静かなバラード
の曲の後の方が会場内は温度的に低めなので、あなたの声に早く気づいて協力して
くれやすいです。特に熱く盛り上がるような曲の途中だと、声をかけてあなたのすぐ
近くの方たちは気づいてくれますが、でもその周囲にいる人たちは拳をつき上げて
ノリノリになって飛びはねていたりします。近くにいるスタッフを呼んで助けを求め
ようとしても大きな音でかき消されて、すぐに気づいてはもらえません。従って、
そのような状況だと周りの方たちが気づいてくれて救助に協力してくれるタイミング
が少し遅れてしまう可能性があることを知っておいて下さい。それと、周囲の観客
からすると迷惑に感じやすい場面でもありますので、とりあえずその曲が終わるまで
は我慢をして待って、それから謝りつつ配慮をしながら協力をお願いして下さい。
それから、ブロック制でスタンディングのコンサートではライブハウスと同じで前方
のよく見える位置を狙うほどに混雑することになります。ですので、どうも開演の
前に体調がすぐれない感じがするとか、数時間ずっとそこで立ち見をしている公演に
その日は体力的に自信がもてないなどと思えたら、無理をしないで混むポジション
をさけて下さい。横(わき)や後ろの方で静かにライヴを楽しむようにして下さい。
トイレを我慢できなくなったり、また体調が急に悪くなったりしたら遠慮しないで
周りの観客の方たちに声をかけて協力してもらって下さい。そして具合いが悪そうな
人をもし見かけたら、すぐに助けてあげられる姿勢で皆さんにはいてほしいです。
座席がある会場での注意点
指定席があってライブを観ている時には、主に以下のことに注意して下さい。どれも
常識的な内容ばかりでチケットやコンサート会場に書いてあるようなマナーです。
- 公演中は座席からみだりに移動しない
- 座席の上に立って応援をしたりしない
- 近くの通路に出て走り回ったりしない
例えば、花道の近くの席にいて、たまたま好きなメンバーがその近くまで来てくれた
から嬉しくて舞い上がってしまってアーティストに触りにかけよったり、握手しに
行ったりするのはダメです。また、曲の途中で飛び出す金や銀などのテープがほしい
からと席を離れて通路に出て走って行って争奪戦に参加したりするのもアレです。
コンサートによっては終演した後にファンやスタッフの方などが皆にいき渡るように
配ってくれたりするケースもあります。公演中には勝手な行動をしないで下さい。
終演後
終演したら、多くの人は(泊まりでない場合には)帰りの交通手段を考えて間に合う
かどうか?が気になります。でもその前にまずはアリーナやドーム、スタジアム、
コンベンション(イベント)関係の施設、野外でのフェスなどの会場からスムーズに
退場をしなければなりません。ブロック制になってるかどうかに関係無く、大きい
コンサート会場では規制退場になることが多いです。規制退場とは、ライヴ会場内で
観客が退場する時に全員が一気に出口を目指して殺到したりすると危険で混むので
ブロックやエリアごとに整列して待機していて、混雑をさけて観客がすみやかに退場
できるようにブロック単位などで順番に誘導のアナウンスが流れて、それに沿って
退場していくルールのことです。規制退場はマナーではなくてルールですので、必ず
終演後には守って下さい。一般にスタジアムやドームでは規制退場で要する時間は
大体1時間くらいです。アリーナではそれほど観客の人数が多くないので規制退場に
ならないケースもあります。ここで問題になるのは、規制退場を待っていると時間
が遅くなるので帰りの飛行機や新幹線、特急、高速バスなどの都合で規制退場よりも
早く出ようとする場合です。その際にはアンコールの曲を最後まで聴いてからでは
なくて、アンコールの前か途中に周囲へ声をかけて、道をつくることで出させてもら
って退場をするのがマナーとして大切です。ただし曲と曲の間ではなくて曲の途中
にお願いして抜けさせてもらう時には周りの方たちに対して迷惑になりやすいので、
配慮をしながら行動して下さい。皆が気持ちよく帰れるように気づかいましょう。
確認をすべき ToDo リスト
アンコールの最後の曲まで聴き終えたら幸せな余韻にひたりながら規制退場に従って
外へ出て帰りましょう。ケガなどをしないで安全に帰宅できるように配慮をして、
気をつけながら帰路につく前に以下のリストの内容を一度しっかり確認して下さい。
これらの注意点を忘れていると思わぬアクシデントなどに巻き込まれたりします。
- クロークやコインロッカーに手荷物をあずけていた場合には、
持ち物を受け取ってから帰る - ライブ後は汗をかいているので、特に寒い季節には T シャツを
含めて下着類を(風邪をひかないように)着がえてから帰る - 物販コーナーで購入したいグッズがある時には、在庫があるか
どうか?を確認しに行く
(ただし終演後は閉店してたり、混雑するケースがあります) - 自分がいた場所や座席を見て落とし物や荷物の忘れ物がないか
どうか?をしっかりとチェックする - ライヴの会場で出たゴミは捨てるか、ゴミ箱が無い時には自身
できちんと持って帰る
(ファンのマナーは見られていてアーティストへの評価に影響
し、何か問題を起こすとグループがその会場から出入り禁止
の処分になることもありますので注意して下さい)
その他のライヴ関係でのマナー
その他に特に終演後の行動に限定しませんが、ドームやアリーナ、スタジアム、野外
でのフェスなどの会場、コンベンション(イベント)関係の施設などでのライブに
参加する際にマナーとして忘れないでいただきたいことを以下にまとめておきます。
コンサートでのルールやマナーの内容は今後も更新して、改善を続けていきます。
- ネット上で定価と手数料より高額な価格で転売されているチケ
ットを売ったり購入したりする行動は今後、法律の整備が進め
られていくと犯罪行為になる可能性があるので気軽に買うこと
をしないで下さい
(リアルでのダフ屋は取りしまりを受けますが、すでに大規模
に売っていたネットダフ屋が逮捕される事例も出ています) - ライヴ会場にある物販コーナーではなくて外で露店などの形で
売っているグッズは公式でなく非公認のニセモノを違法に販売
している可能性がありますので購入しないで下さい - 推してる出演者のメンバーに対しての入り待ちや出待ちなどの
いわゆる追っかけ行為はアーティストだけでなくて近隣の住民
やライブ会場の指定管理者などへも迷惑なのでしないで下さい - ライヴ会場内で決められているルール(注意書きなど)やスタ
ッフによる指示などにはきちんと従いましょう - アリーナやドーム、スタジアムなどで単発のライブではなくて
全国ツアーとして公演が続く場合にはファイナルの終演後まで
はセットリストや演出などの内容をネタバレはしないで下さい - 出演者のメンバーが客席に向かって投げてくれるグッズの T
シャツやタオル、ピック、サインボールなどと、あと金や銀の
テープに紙ふぶき、風船などのアイテムをみにくく争って取り
合うのはやめて、お互いに配慮をしてゆずり合いましょう
全体のまとめ
コンサートにおけるマナーの内容は一般に会場の規模(大きさ)や設備面での状態、
アーティストごとに、その他に曲によっても変化をする性質があります。それ故に
人それぞれに感じ方や考え方があり、意見の分かれる部分が多くの場合にあります。
読者の皆さんから見て『 ここはもっとこういう表現にした方が良いのでは? 』と
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