野外のフェスとスタジアムやドームにアリーナでの持ち物とマナー
野外でのフェスは夏フェスを中心として年間で100前後も毎年開催されています。
数日間で数万人を動員する大規模なフェスが沢山あり、例えばロッキンやサマソニ
とフジロックにラブシャ、ライジングサン、アラバキなどの誰もが知ってるような
有名なものがあります。屋外のフェスやスタジアムとドームにアリーナでの持ち物
や、開演前から公演中、終演後のマナーはどうなるのか?について読者の方達から
質問を当サイトでは多数頂いてきました。特に初心者の方達は参考にして下さい。
野外のフェスの会場で注意すべきマナー
ライブでのルールやマナーはフェスや会場とアーティストに楽曲ごとに決められて
ます。ルールは公式サイトや会場内の掲示とチケットなどで注意事項として細かく
書かれてます。しかしマナーは一般に誰かが文章にしてハッキリと説明して下さる
わけではなく、フェスやコンサートに参加する観客の方達の間だけで知られている
感じになります。従って屋外のフェスや、スタジアムとドームにアリーナのライヴ
に慣れていない初心者の方達はなかなかマナーに関する情報を正確に得られなくて
困ることが多いです。例えばフェスによっては独特なマナーのようなお約束が存在
したりして、さらにそれは変更されていったりします。そこで弊サイトでは外での
フェスやスタジアムとドームにアリーナで知っておいて是非守って頂きたいマナー
の内容を整理して配信させて頂くことにしました。参加する時に活かして下さい。
野外のフェスや、スタジアムとドームにアリーナでのライブで注意をして頂きたい
来場者の方達の服装や髪型と靴のマナーについては下記の記事で説明されてます。
ライヴの手荷物のチェックリスト
コンサートでの主な荷物は以下のようになります。アーティストによってはその他
にペンライト(サイリウム)やうちわとボードにプラカードなどを持ち込みたがる
ファンの方達がいらっしゃいます。これらの応援用のグッズはアーティストや会場
毎にルールが決められていて、周囲の方達に迷惑をかけないように守って下さい。
- チケット(紙 or 電子)
- スマホか携帯電話
- 財布
- 飲み物のペットボトル(水かお茶)
- モバイルバッテリー(モバブ)
- 顔写真付きの身分証明書(車の免許など)
- タオル(汗をふけて日よけや雨よけにもなる)
- 着替え(着替えをしまえるビニール袋も)
- 双眼鏡かオペラグラス
- 折りたたみの傘
- ライブ用の耳栓
- レインコート
- ハットやキャップなどの帽子
- UVクリーム( SPF50+ で PA++++ のもの)
チケットとスマホと財布は忘れないように気をつけて下さい。フェスなどの大きい
会場ではフードコーナーがあるので飲み物のペットボトルなどは現地で購入しても
問題無いです。ただスタンディングで暗くて混雑している場所にカップに入ってる
ジュースやお酒とかを持って行くとこぼすことがよくあります。周りの方達の衣服
に誤ってかかったりするとトラブルになるので混んでるところには持って行かない
で下さい。飲み物はこぼしてもあまりダメージが無いようにできるだけ水かお茶に
すると良いです。近年は紙のチケットではなくて電子チケットが増えてきてます。
スマホは会場に着いてからも色々な用事(何かを調べたり、SNSやゲームなど)で
使うので、途中で充電が切れて電源が入らなくなったりすると大変です。QRコード
などでデジタルチケットを表示できないと入場できなくなってしまうのでモバイル
バッテリーを必ず持って行って下さい。特に遠征旅行をして来てる方達にとっては
モバブはマストアイテムです。2019年6月14日(金)にチケット不正転売禁止法が
施行されました。定価と手数料以上の高額な価格での転売行為を全面的に防止する
目的で本人確認書類として顔写真付きの身分証明書を求められる機会が多くなって
きてます。将来的には違法な転売を全て取り締まっていく為に、どのアーティスト
のコンサートでも厳しく本人確認が行なわれて、さらにチケットの譲渡への制限が
もうけられてます。顔写真がついてないと2つ以上の身分証明証が必要になったり
するので車の免許などにして下さい。また顔写真付きでも学生証は不可とされてる
場合があるので必ず公式サイトやチケットとかで注意事項を確認して下さい。特に
スタンディングのゾーンでは手を振り上げながらずっとジャンプして踊りまくって
観てる感じになり、冬でも汗をすごくかくのでタオルを忘れないで下さい。そして
肌寒さを感じる季節は汗をかいた後に着替えをしないで帰宅しようとすると風邪を
引いてしまう可能性が高いです。汗をふいて着替えてから帰りましょう。それから
着替えと、汗をかいてぬれた衣類を入れておくビニール袋があると便利です。袋は
他の用途にも何かと役に立つことが多く、何枚か持って行くと良いです。特に冬は
会場を出ると急激に身体が冷やされて体調を崩したりしやすく、注意して下さい。
屋外でのフェスの会場やスタジアムとドームにアリーナなどではプロジェクターの
スクリーンが設置されてます。でも観客の皆さんがいる位置によってはステージが
遠かったり、角度的に見づらかったりします。アーティストが演奏してる際の姿や
表情と演出の効果とかを細かく観て楽しむには双眼鏡かオペラグラスが必要です。
かなり前の方にいて肉眼で充分に満足して観れる状況でない限りは念の為に持って
行くと良いです。因みに両方を使ってみると分かりますが、オペラグラスは視界を
ただ拡大するだけって感じでスペックがそんなに高くはないので、しっかりとした
双眼鏡を最初に1台買っておいて長く使うようにすると良いです。最近は高性能な
双眼鏡がわずかに数千円程度で手軽に手に入るようになっていて検討して下さい。
推してるメンバーだけをずっとガン見してたい希望がある方達は準備して下さい。
ライヴに長い傘を持って行くとクロークやコインロッカーに入らずに預けられない
展開になり、折りたたみの傘にしておくとリュックなどにしまえるので便利です。
フェスやスタジアムとドームにアリーナなどの大きい会場でも、スピーカーの近く
にいて爆音をずっと聴いてた為に耐えられなくなって耳なりや痛みが残ったという
報告を多く頂いてきました。耳なりや痛みの症状は個人差がとても大きくて、人に
よってはスピーカーの目の前で大きい音を聴いていても全然平気だったりします。
逆にスピーカーから離れていたのに終わった後に耳が痛くなってたというケースも
あります。終演後にこれらがしばらく続いてなかなか治らなくて不安を感じた経験
がある方達は注意が必要です。何もせずに放置しておくと耳が聞こえづらくなって
回復しなくなったりする場合があり、騒音性難聴や音響性外傷とメニエール病など
を発症したりする危険性があります。野外のフェスなどで今までの経験から心配な
方達は手遅れになる前に早めにライブ・コンサート用の耳栓をつけて聴覚を守って
下さい。スピーカーの近くにいると大人でも我慢ができないくらいの大きな音量を
長時間聴くことになり、特に中学生以下の小さいお子さんを連れているケースでは
なおさら耳栓が要ります。当サイトでは多くの読者の方達から『子供さんには耳栓
よりもイヤーマフの方がより安心できる』と教えて頂けました。気をつけてあげて
ほしいです。もしも家族の具合いが悪くなったりして耳鼻咽喉科に何度も通院する
時間と手間にコストを考えたら、耳栓用の費用なんかは安いものです。ライヴ用の
耳栓を着用してみると少し意外ですが、音が聞こえなくなったりはしません。逆に
曲やMCなどの細かい音がよりクリアに聴こえるようになります。その上で聞こえる
音量を全体的に下げられて、耳がキーンとなって耳なりや痛みが生じてくることを
防止できます。これらが公演の後にずっと残ってしまって治らないという場合には
早めに対処をしないと手遅れになってしまいます。身体の器官がまだ未成熟な年齢
であるお子さん達は特に要注意でイヤーマフか耳栓はマストアイテムと言えます。
野外では天候の影響を受けやすく雨や寒さと暑さへの対策が重要です。露天の会場
だと天気の変化に上手く対応できるように持ち物を用意しないといけなくて、室内
の会場と比べて手荷物が増える傾向があります。特に泊まりでの遠征旅行では荷物
が増えて重くて大きくなり、準備だけではなくて会場への往復の移動も大変です。
寒いと雨風で身体を急激に冷やしてしまって体調を崩したり、風邪を引いたりしや
すいです。暑いと直射日光が強い為に貧血や熱中症と脱水症状などのリスクがあり
ます。座席の有無に関係無く屋外の会場では客席で傘をさす(日傘を含む)ことは
危ないので禁止になっていてレインコートが必要です。また日よけになって日焼け
や熱中症とかを防げて、雨よけにもなるのでハットやキャップなどの帽子を持って
行くと良いです。日焼け防止の為にUVクリーム( SPF50+ で PA++++ のもの)
も要ります。その他に個人的に必要になるアイテムを加えて下さい。野外では急に
空模様が変わり始めて、想像もしてなかった出来事がいきなり起こったりします。
慣れてない初心者の方達は色んな場面を想像して持ち物の内容を工夫して下さい。
会場の構造や設備、座席の位置と種類(指定席か立ち見、椅子を自分で持って行く
など)、季節、その日の天気予報、性別、年齢、体質、体調などに配慮をしながら
用意して下さい。帰宅するまで安全で快適に楽しんでこれるよう調整して下さい。
開場前
マナーは座席が指定されてる場所では特に細かくは決まってない感じです。服装や
髪型と靴も同じで、自由にコーデをして来場して頂いて問題無いです。その一方で
ブロック制になっているスタンディングのフロアでは守って頂きたいマナーがあり
ます。立ち見のスペースでは大抵はブロック毎に整理番号の順番に整列をしてから
手荷物の検査をして入場して良いポジションを場所取りで奪い合う形になります。
中央や前方に近づく程に混雑し、横(わき)や後方の柵際か壁際だと空いてます。
大きい荷物を預ける場所は…
野外のフェスではリュックやトートバッグなどの大きい持ち物はクロークに預ける
か、車に積んでおくなどします。スタジアムやドームとアリーナなどの大きい会場
ではコインロッカーかクロークに収納しておきます。数万人を動員するような規模
が大きいフェスでは人数が多いのでロッカーではなかなか追いつかなくてライヴの
日にだけ臨時でクロークが設営されたりします。クロークは観客の方達全員が大体
利用できるように数とスペースが準備されています。コインロッカーは会場によっ
ては設置されてなくて、あっても個数が足りないことがあります。クロークやロッ
カーが無かったり、または不足していたら会場の近くにある商業施設や最寄りの駅
などでコインロッカーを探すことになります。街中のロッカーは利用できる時間帯
が決まってます。フェスやライブが終わって帰宅する際に手荷物を取り出せなかっ
たりしたら大変なことになります。使用できる時間と、その会場はどこでどの程度
荷物を預けられるのか?または無理なのか?などのことを事前に確認して下さい。
フェスやライヴの為に用意をする際にこれを忘れるとハマってしまいます。当日は
早めに会場に来て観光や記念撮影と着替えに食事、トイレなどを済ませてから物販
の先行販売でグッズを購入して買った商品を大きめのトートバッグなどに入れて、
その他のリュックとかの大きい手荷物と一緒にコインロッカーかクロークに預けて
おく流れになります。クロークは数が足りなくならないように準備されてますが、
半透明のビニール袋に荷物をしまって預けたりします。その為に財布やスマホなど
の貴重品を収納しておけないケースがあります。そうすると貴重品とタオルなどの
最低限の持ち物だけは身につけてないといけないことになります。またクロークは
一度手荷物を預けると終演後までビニール袋を途中で取り出せないようになってる
ことがあります。数万人の来場者の方達がそれぞれに勝手なタイミングで出し入れ
をしようとすると、現場ではとても対応できなくなってしまうからです。それから
クロークの価格は一般に500~1000円程度でロッカーよりも高めです。このように
クロークとコインロッカーには長所と短所があります。ただフェスやライブの会場
内はすごく混雑してるのでロッカーを探し回って預けるよりはクロークが楽です。
小さい荷物はどうすべきか?
座席が指定されている場合は椅子の上や下と足元などに持ち物を置いておけます。
でもコンサート中はステージに集中していて前しか見てないので盗難の被害にあう
ことがないように防犯の対策をしないといけません。例えばイスの上に置いておく
と手荷物が汚れないで済みますが、後ろにいる人達が簡単に触れてしまうので安全
の為に置かない方が良いです。足元だと踏まれてしまう可能性があり、ビニール袋
などに入れて椅子の下に置く方が安心できます。ブロック制になってるスタンディ
ングのエリアでは横(わき)や後方の柵際か壁際にいて暴れないで静かに大人見を
してるケースでもある程度は混雑してるので手荷物を持ち込んで足元に置いたり、
手で持ってたり、背負ったりはできないと分かっていて下さい。周囲の方達に迷惑
となるのでやめて下さい。例えばスーツケースは大き過ぎて持ち込めないし、リュ
ックはすごく反感を買ってしまってケンカになったりしやすいので絶対にしないで
下さい。そこでスタンディングのゾーンではチケットや財布(小銭入れを含む)と
スマホにタオル、双眼鏡、ペットボトルなどの小さい荷物をどのように持ち込める
のか?どうやって身につけておけば安全で快適に過ごせるか?が問題になります。
これは読者の方達から質問を沢山頂いていて、混んでる場所では一般に2個の方法
があります。まずパンツの大きめのポケットに持ち物をしまっておくやり方です。
ポケットにファスナーがついていないとライヴ中に飛び跳ねたりしていて手荷物を
落としてしまう危険性があります。混み合っていて暗いスタンディングのフロアで
手荷物を落としたりしたらまず見つけられないし、無事に返ってはこないと覚悟を
しないといけません。昼間の屋外のフェスなら見つかるかもですが、混雑している
ところで荷物を落とすと踏まれてつぶされたりするのでチャックは必ず閉めておく
ようにして下さい。ライブ中は手を振り上げてジャンプをしながらずっと踊ってる
感じになってとても汗をかきます。持ち物が汗でぬれないようにジップロックとか
のビニール袋に収納しておくと良いです。スマートフォンは精密機器なのでぬらす
と故障してしまいます。また暴れていて外から振動や衝撃が強く加わるとスマホが
つぶされてしまうリスクがあります。アンコールが終わった後にスマートフォンの
液晶画面がバリバリに割れていたなんてならないように注意して下さい。立ち見の
場所では観客の方達が帰った後に壊れたスマホや財布とペットボトルにゴミなどが
散らばってることがよくあります。ゴミのポイ捨てをしないことは勿論、基本的な
マナーです。飲み物のペットボトルは500mlのサイズだとそれなりに大きくて重い
ですが、ジッパーがついてるポケットにそのまま入るなら問題無いです。もし無理
であるならズボンのベルトループ(ベルトを通すひもの部分)にドリンクホルダー
をつけてペットボトルをぶら下げておけばなくさないで済みます。ただこれは動き
回っていて飛び跳ねたりしてるとペットボトルの口のところが外れて落ちてしまう
ことがあるのでポケットの中にまるっとそのまましまっておけると安心です。ポケ
ットを使う方法にはこのように弱点があります。大人しくしてないと中身の手荷物
がつぶされたりして、ファスナーをきちんと閉めていても激しく暴れたい方達には
あまり向いていないです。ポケットに収納しておくだけなので手軽ではあります。
その欠点を克服できるやり方として小さめのボディバッグに最低限の荷物を入れて
身体の前面にして背負い、スリなどの犯罪行為を防止できるようにチャックの金具
の部分をカラビナで固定しておく方法があります。これだと身軽で動きやすく盗難
の被害にあう危険性をなくせます。さらに周りの方達に迷惑をかけたりせずに安心
して楽しめます。以上をまとめると大きいリュックやトートバックとかはクローク
かロッカーに預けて貴重品などはボディバックにしまって身につけていて下さい。
開演前
野外のフェスやスタジアムとドームにアリーナなどの大きい会場では開場してから
入場が終わるまで平均で1~2時間程度はかかります。特に終演後は規制退場になる
ので、もうちょっと長くなる場合があります。入場したらもう途中で簡単には出れ
ないので観光や記念撮影と着替えに食事、物販の先行販売でのグッズの購入などは
時間にゆとりをもって早めに済ませておいて下さい。入り終えてから開演時間まで
の間には気をつけて頂きたいマナーがいくつかあります。大きめの会場では数人の
グループでたれ幕やプラカードとボードなどの応援グッズを持って来て、ステージ
に向けて広げようとする人達が多くいてよく問題になります。またスマホやカメラ
での撮影や録画と録音が禁止されてる状況でルールを守らないでバシバシと勝手に
撮っている方達が近年増えてきています。これはマナーではなくて規則なので許可
されてるケースだけにして下さい。そして座席が指定されてる場合と比べてスタン
ディングのスペースではライヴ中に途中で抜けてトイレに行くことは難しいです。
指定席であっても列の端の位置でなければ周囲の方達に声をかけてお願いをして、
コンサートを観てるのを中断してどいてもらうことになります。お手洗いは開演前
にしっかりと済ませておいて下さい。水分の補給は大切ですが、トイレが近くなり
やすいので気をつけて下さい。お手洗いが行列になっていて混雑してることがよく
ありますが、会場の案内図をよく見て、できるだけ人が来なくて空いているところ
を探して行って来ると良いです。軽食をこっそりと会場で食すくらいはアリです。
ボードやたれ幕などのグッズ
屋外のフェスやスタジアムとドームにアリーナなどの会場に何人かのチームで来場
して自作のたれ幕やボードとうちわなどのグッズを使用してアーティストの方達を
応援したいと考えるお気持ちは理解できます。しかしアイテムを数人で持って広げ
たり、胸より高くかかげたりしてると周りの方達がステージが見えなくなって迷惑
がかかってしまいます。従ってライブの会場でのルールで持ち込みを許可されてる
グッズ以外は周囲の方達に対して迷惑となるので絶対に持って行かないで下さい。
応援グッズ系で問題になりやすいのは以下のアイテムです。これらは立ち見の場所
ではほぼ全てが禁止されています。かたい器具を振り回すのは危険でもあります。
- 数人で広げて持つたれ幕・横断幕
- 紙のボード(プラカード、スケッチブックなど)
- うちわ・せんす
- 旗(フラッグ)
- サイリウム(ペンライト)
- ぬいぐるみ
- 造花・生花
公演中
野外のフェスやスタジアムとドームにアリーナなどのスタンディングのエリアでは
チケットに整理番号が書いてあり、番号順に整列してから入場した後に場所取りが
生じます。観客の方達はコンサートがメインの目的で来場してるので場所取り以外
にも細かいマナーがあります。指定席の場所ではそんなに気にしないで良いです。
場所取りをする場合の注意点
ブロック制になってるスタンディングのゾーンでは入場後に場所取りをすることに
なります。場所取りをする為にどんなことに気をつければ良いですか?とよく相談
を頂いてきました。ポイントは大きく2つあり、まずは早めに行動することがどう
しても必要です。それから必ず2人で行動して、片方がお手洗いなどで席を外して
いる間に相方さんが場所を確保して手荷物を見ておくようにして下さい。フェスや
会場の雰囲気などにもよりますが、開演が近くなってきて混雑してきてる会場内で
例えば足元に荷物を置くことで場所取りになるなどとは決して考えないで下さい。
たとえ貴重品でなくても、持ち物がどかされて動かされてたり、盗まれたりしても
そこでは文句は言えません。だから基本的にぼっちで屋外のフェスなどに参加する
と場所取りは現実問題として難しくなります。窃盗は勿論犯罪行為ですが、立ち見
のフロアで手荷物から目を離したら、それはもう近くにいるスタッフさん達の責任
ではなくて、何が起きても自己責任です。1人で参加する時には注意をして下さい。
初心者や女性等のポジション
ブロック制になってるスタンディングのスペースでは誰もが中央や前方に近づいて
より近くでアーティストを観ようとします。特に開演をする際のオープニングや、
アップテンポで盛り上がる曲、アーティストが客席に近づいて来た時などには観客
の方達が前へ一気に殺到して集まってきて圧縮によるモッシュが起こり、後ろから
強めに押されたりします。それ以外にもアーティストや曲によってはダイブやサー
クルとリフトなどが発生して危険な状況になったりします。例えばダイバーが足を
バタバタと動かしていて下にいる人達が頭や顔面をピンポイントで蹴られて鼻骨を
骨折したりとか、ダイバーが着地に失敗して大怪我をして亡くなったりした事案も
過去に普通に何度もありました。誰もそんな被害にはあいたくないですし、体力的
に自信が無い方達は無理に混んでいる中央や前方に行かない方が良いです。因みに
身動きできないくらいに混み合ってる場所に2~3時間ずっと立ってると人はとても
強くストレスを感じることになります。屋内の会場で暑くてせまいところに長時間
いると酸欠や貧血と熱中症に脱水症状とかを引き起こして体調を崩したりしやすい
です。例えば混雑してる場所で酸欠と脱水症状が重なっただけでも、死にそうだと
感じるくらいの地獄感を簡単に経験できます。野外だとライヴハウスのように酸欠
にはならないですが、それでもダイブやサークルとリフトなどが生じてくるような
状況だと壮絶な感じになります。もし途中で具合いが悪くなったりしたら、無理を
しないですぐに退場して休憩をして下さい。スタンディングで混んでるところでは
退場するのも大変なので、慣れてない方達はあまり気軽に行かない方が良いです。
初心者や女性の方達は横(わき)や後方の柵際か壁際にいて最初は様子を見てみて
下さい。フェスではアーティストや曲によって会場の雰囲気が大きく変わります。
安全に参加できそうな空気だったら前へ行くようにして下さい。混み合ってる場所
では身長が180cm程度はないと、かなり前方の立ち位置でもない限りはハッキリと
見えづらいです。そこでは厚底のブーツなどで身長を盛ることは危険なので絶対に
しないで下さい。厚底の靴は転びやすいのと、転倒した際にすぐに起き上がること
が難しいのでやめて下さい。例えば身長が160cm前後の女性が頑張って前へ行って
目の前に背が高い男性がたまたまいたりしたら、ステージは普通に見えないです。
前方の人達の頭や肩と腕などのすきまからのぞいて見るしかない状況になります。
つまり、スタンディングのエリアでは実は横(わき)や後方にいた方がステージの
全体を細かく見れてより楽しめます。アーティストから遠くなりますが、双眼鏡を
使えば表情や演奏してる姿と演出の効果とかを思いっきりガン見できて問題は無い
です。無理に前へ行っても混雑していて観にくくて苦しいだけで得は少ないです。
公演中に地蔵をすることは…
沢山のアーティストが出演するフェスやライブで、お目当てでないアーティストの
演奏中に前方の場所だけを場所取りして、全く反応しないで棒立ちして待機してる
ような行為を地蔵と言います。地蔵はそのアーティストのファンが手を振り上げて
ジャンプなどをしながら盛り上がってる場面で腕組みをして無表情で立ってたり、
座ってスマホをいじってたりします。そうすると目の前で一生懸命に演奏している
アーティストの方達やそのファンの方達に対して大変失礼でヒンシュクを買ったり
しやすいです。どんなコンサートでもマナー違反とされていて、しないで下さい。
地蔵による場所取りは禁止で、前の番のミュージシャンの演奏が終わってから前方
へダッシュして良いポジションを狙うのなら問題は無いです。特に集団で来てると
人は横暴な行動をしがちで、周りの方達を不快にさせないように配慮して下さい。
撮影や録画と録音するのは…
特に屋外のフェスでは取り締まりがゆるいのでスマホでステージを勝手に撮影して
画像や動画と音声をSNSでUPする行為が増えてきています。大好きなアーティスト
に会う為にわざわざ来場して、ライヴの記録を記念に残しておきたいと望む気持ち
は分かります。しかし会場によっては撮影や録画と録音を明確に禁止してますので
許可されてるケースだけにして下さい。これはマナーではなくてルールで、観客の
方達が勝手な行動をしてると規則が大幅に変更されたり、または罰則が厳しく設定
されたりします。一部の人達がルールを破ると周囲の方達に迷惑となり、出演者の
方達にも失礼です。その場にいる皆さんが不愉快にならないよう注意して下さい。
私語や声援と合唱にコール等
コンサート中の私語は周りの方にとってはもれなく迷惑となります。必要なことが
もしあったら周囲に聞こえないように配慮して小声で会話するようにして下さい。
曲の途中やMCの時に声援を送ってしまうとヒンシュクを買いやすいです。例えば、
皆が静かに聴くバラードなどで大きい声を出して声援を送ったりすると激しく炎上
をしたりします。声援によってアーティストの声が聞こえにくくなる為で、声援は
オープニングとエンディング、曲と曲の間、アンコールを呼び込む場面だけにして
下さい。また曲と一緒に合唱して歌うとアーティストの歌声が聴こえにくくなって
クレームが生じやすいです。シンガロングはアーティストがあおって下さったり、
観客の方達が一緒に歌うことが決まっているところだけにして下さい。その際には
精一杯の声を出して思いっきり歌って楽しんで下さい。よく言われることですが、
観客の方達は好きなアーティストの歌声を聴きに来てます。人によっては遠征旅行
までして大変な思いをして長い距離を移動して訪れています。その時に隣りにいる
人達が自分の世界に入ってしまって夢中で熱唱してるカラオケを聞きに来てるわけ
ではありません。そのことを理解して配慮することができれば周りの人達との無駄
なトラブルはさけられます。コールは全員で一緒にコールアンドレスポンスをする
と決まってる場面だけでして下さい。独りで思いつきでしないようにして下さい。
アーティスト毎に演りそうな曲をCDやYouTubeなどで聴いて予習しておくとより
楽しめます。特に声援とシンガロングにコールはクレームが多く注意して下さい。
振りつけと手拍子するのは…
振り付けと手拍子は必ず周囲の方達と一緒のタイミングでして下さい。独りで勝手
にやってしまうと周りから浮いてしまってクレームが出てきやすいです。振りつけ
は周囲の人達にぶつかって迷惑をかけたりしなければ、そんなに問題にはならない
です。でも手拍子は音が出るので声援や合唱にコールと同じで注意しないとヤバい
です。曲によってパターンが決まってるところでだけやって下さい。アーティスト
のメンバーがして下さる振りをよく見ていて、さらに周りの方達の動きをマネして
反応してればすぐに慣れて振り付けと手拍子を楽しめるようになれます。初心者で
よく知らないから恥ずかしい思いをするのでは?などと心配しないで大丈夫です。
小さい子供を連れてる際は…
野外のフェスやスタジアムとドームにアリーナでのライブに子供を連れて行きたい
のですが、無理なく行けるのはいつからですか?親としてどんなことに気をつける
と良いですか?という内容の相談を読者の方達から多く頂いてきました。ここでは
分かりやすいように中学生以下のお子さんを『小さい子供さん』と定義することに
します。フェスやライヴではお子さんの年齢制限に関して注意事項があり、それを
満たしてる子供さんであれば基本的には参加できます。でもルールやマナーとかを
大人と同じレベルで守れることを当たり前に求められます。そして屋外のフェスは
指定席よりもスタンディングのゾーンが多くなりやすいです。つまり立ち見の公演
にお子さんを連れて行っても平気だろうか?という問題が出てきます。それは年齢
だけでは単純に判断できなくて会場内の設備や雰囲気、子供さんの身体の発育状況
と性格に予想される行動などを色々と考慮する必要があります。ご両親が大好きな
アーティストのコンサートを屋外のフェスなどで是非、お子さんに観せてあげたい
とか、親子で一緒に楽しんできたいというお気持ちはよく分かります。しかし子供
さんを連れての参加については本当にルールやマナーを大人と一緒に守れて周囲に
迷惑をかけないでトラブルとかを起こさずに行って来れる子なのか?を親御さんが
真剣に検討しなければいけません。以下で説明されてる内容を参考にして下さい。
周りと身体がぶつかったら…
ブロック制になってるスタンディングのフロアで中央や前方へ行くと混雑している
為に周囲の方達と身体が触れ合うことがよくあります。例えば圧縮によるモッシュ
で後ろから強めに押されたり、横から割り込まれてポジションを奪われたり、周り
にいる人達の腕や手がぶつかったり、頭や肩の上に腕をずっと乗せられたり、足を
踏んだり踏まれたりなどのことが何度も起こります。混み過ぎてれば身動きができ
ないくらいになってストレスやせまさによる圧迫感、疲れ、暑さ、苦しさ、うざさ
などを強く感じることになります。ステージを近くで観る為に中央や前方に近づく
とどうしてもそのような状況になってきます。できるだけ広くておおらかなココロ
をもって参加して下さい。周囲の人にぶつかったら、すぐに謝って下さい。相手の
方も故意でないことは分かるので、ちょっとした一言でも謝罪があれば、その後の
そこでの空気感が全く違ってきます。またもしぶつかられても怒らないで、文句を
言ったり、やり返すなどのことをしないで下さい。下記のマナーを守って下さい。
- 楽しみながら盛り上がっていても、周りの人達に迷惑をかけて
しまうような、自己中心的な暴れ方はしないようにする - 手を振り上げて応援する場面では周囲の方達がいる場所を圧迫
したりして邪魔をして迷惑にならないように配慮する - 近くにいる人達の身体に故意に触れたり、よりかかったり、腕
を頭や肩の上に思いっきり乗せるようなことはしない
(混み合っている場所で女性などの身体を許可無く触る行為は
痴漢で、普通にただの犯罪です) - 転んでしまって怪我とかをしていて困ってる方達をもし会場で
見かけたら、すぐに近くの人達と協力して助けてあげる
アクセ類やメガネと爪に時計
スタンディングのエリアでは中央や前方へ行くと混雑してる為に周りの観客の方達
と身体が触れ合うことがよくあります。場合によっては身動きができないくらいに
混んでいて、そこでアクセサリー類やメガネと長いネイルに腕時計などをつけてる
と危険なので外して下さい。硬い器具は混み合ってる場所では普通に凶器になって
しまって危ないです。例えば大きめのイヤリングをつけてると、周囲の方達が手を
振り上げた時に耳にぶつかって勢い良く飛んでとれてしまったりします。その後は
そのイヤリングは見つからなくなったりして、つけてた方は耳たぶがさけて大出血
をしたりします。混雑しているとこんなことがよく起こるので気をつけて下さい。
眼鏡はストラップをつけてライヴを観る方法がありますが、それでも飛び跳ねてる
間にとれてしまい、やはりコンタクトレンズの方が安全です。ハードよりもソフト
のレンズの方がライブでは基本的に使いやすいです。またハットやキャップなどの
帽子は混雑してるところでかぶってると周りの方達の視界を邪魔してしまって迷惑
になるのでマナーとして配慮をして下さい。野外のフェスやスタジアムでは帽子を
どうしてもかぶりますが、気をつけて下さい。目安として身体がずっと触れ合って
いるくらいに混んでる場所では髪型と同じで、帽子が周囲の人達の視界を邪魔して
しまいます。逆に指定席になってるケースではアクセなどを外さなくて良いです。
終演後
終演後は大きい会場ではブロック毎に退出するアナウンスが流れて規制退場になる
場合が多いです。観客の方達が早く退場して帰宅する為に出口に向かってダッシュ
をして一気に殺到したりすると混み合ってしまって危険なので規制退場の誘導には
しっかりと整列して従って下さい。規制退場はマナーではなくてルールで、全員が
安全でスムーズに退場できるように絶対に守って下さい。規制退場にかかる時間は
ドームなどの大きめの会場で大体1時間程度です。帰りの飛行機などの時間の都合
で規制退場を待ってられない方達はアンコールの曲を最後まで聴いてないで途中で
抜けるなどの工夫をして下さい。慣れている人達は1~2曲を聞かないで帰るなどの
調整を皆さんがしています。規制退場をしていて途中で割り込んで追い抜くなどの
ことをすると危険でケンカなどが起きてトラブルになりやすいのでやめて下さい。
また曲と曲の間でなくて曲の途中で声をかけて道を開けてもらって抜けようとする
と迷惑になります。お互いに気持ち良く帰れるようにマナーに配慮をして下さい。
帰る前に確認すべきことは…
フェスやライヴが終演になったら、帰宅をする前に以下のリストの内容を確認して
下さい。忘れ物や怪我と事故などが無く安全で快適に帰れるよう注意して下さい。
- 立ち見をしてた場所や座ってた座席を見て、落とし物や忘れ物
などがないかどうか?を確実にチェックする - クロークやコインロッカーに預けていた手荷物を取り出して、
忘れ物が無いようにしっかりと確認をしてから帰る - ライブの後は確実に汗をかいているので途中で身体を冷やして
風邪を引かないようにTシャツを含めて着替えをしてから帰る - 終演後に物販のブースで購入したいグッズがある際には販売を
してもらえるか?と在庫があるかどうか?を確認しに行く - 会場で出たゴミはきちんと捨てるか、ゴミ箱が無いケースでは
床に捨てたりしないで責任をもって持って帰る
(観客がひどい行動をするとアーティストへの世間からの評価
に直接的に反映されて、何か問題が発生するとその会場から
グループが出入り禁止にされたりするので注意して下さい)
その他に注意すべきマナー
その他にも屋外のフェスやスタジアムとドームにアリーナのライヴでマナーとして
忘れずに守って頂きたいことがいくつかあり、下記のリストを参考にして下さい。
- 会場で掲示されてる注意事項などのルールや、スタッフの方達
による指示とかにはしっかりと従うようにして下さい - 定価と手数料よりも高い価格でネット上で転売されているチケ
ットを売ったり買ったりする行為はチケット不正転売禁止法で
禁止されていて逮捕される可能性が高いのでやめて下さい - 会場で販売されてるアーティストの公式グッズではなくて露店
などで売られてるアイテムは非公認のニセモノを勝手に造って
販売してる可能性が高く、買わないで下さい - 会場で入り待ちや出待ちなどをする際には貼り紙などのルール
を守った上で、メンバーやスタッフと近隣の住民の方達とかに
迷惑をかけないように配慮をして下さい
(日によってスケジュールの都合次第でどんな展開になるか?
の予定が見えない不確かな面がどうしてもあり、タイミング
が不運にもズレてしまうことも多く無理はしないで下さい) - 単発のフェスやライブではなくて全国ツアーをしてる期間内は
ファイナルの公演がある日の終演後まではセットリストや演出
の内容などをSNSやブログとかでネタバレをしないで下さい - アーティストがライヴ中に客席へ向かって投げてくれるピック
やサインボールなどのグッズと、金テープや銀テープと紙吹雪
とかのアイテムは争って奪い合わないで皆で分け合いましょう
まとめ
野外のフェスや、スタジアムとドームにアリーナでのコンサートで必要になる荷物
のリストとマナーに関してお伝えしてきました。ライブでのマナーは会場の規模や
構造、演出面での流行、世の中で起こった事故や事件、アーティスト、楽曲などに
影響をされながら常に変化していく傾向があります。またルールとは違って全ての
人が納得してくれる正解が常に存在するとは限りません。マナーについては人それ
ぞれに考え方や感じ方と反応の仕方があり、意見が様々に分かれてくる面が多くの
場合であります。従って弊サイトでは読者の方達からコンテンツに対しての意見や
感想を頂きながら柔軟にフィードバックして、今後もマナーの内容を改善していき
ます。記事をご覧頂いてから『ここはもっとこのような表現にした方が良い』とか
感じられた機会がございましたら、いつでもお気軽に以下のフォームから当サイト
の編集部の担当者までご連絡を頂きたいと考えております。皆様から頂けたご意見
に関しましては中身を拝見して検討をしてから具体的に活用させて頂いています。
これからもご協力を頂けますよう、どうぞ宜しくお願い致します。
アーティストは3組まで選べます。